カモシカのような足

長くて美しい脚線美を表すときに、カモシカのような足ということがあります。

たとえに使われるくらいだから、よほどスマートな脚をした動物なのだろうと想像してしまいますが、実際のカモシカはそれほどではありません。

カモシカは「シカ」という名前ですがシカの属するシカ科ではなくウシ科に属し、日本と台湾の特産動物です。

日本ではニホンカモシカを指してカモシカと言うことも多いようです。

特別天然記念物に指定されていて、体長1~1.2メートル程度で亜高山帯や高山帯に生息しています。

体形はどちらかといえばずんぐりとしているのに、なぜかスマートな動物の代名詞のようになったのは、レイヨウ(アンテロープ)と混合されたためといわれます。

レイヨウはアフリカやインドに分布するウシ科の動物で、見た目はウシというよりむしろシカに似ています。

このレイヨウこそカモシカのような足にふさわしい脚をもつ細身で優雅な姿の動物であり、カモシカのような足のカモシカというのは本来レイヨウのことなのです。

走るのも速くて跳躍力にすぐれ、陸上における最速の生物の1つだといわれています。

動物園などでレイヨウがカモシカと呼ばれ飼育されていることがあるために混同されるようになったのでしょう。

エスカレーターの追い越し

エスカレーターでは、片側を空けるように乗っている人が多いです。

東京などでは、右側を空けて乗るのが風習となっているようで、うっかり右側に立つと後ろからにらまれるなんてこともあります。

しかし、じつはエスカレーターの片側を空けるというルールは一切なく、利用者が自発的におこなっている暗黙のルールがいつから始まったについても不明です。

駅舎内では基本的に左側通行なので、追い越す人は右側を通るということになり、そのため右側を空けるルールになったようです。

いっぽう大阪など関西では、東京とは逆に左側を空けてエスカレーターに乗ります。

関西の改札やホームがエスカレーターの降り口の左側にあることが多いので右側に乗ったほうが歩きやすいからという説や、関西人には左利きが少なく右手で手すりにつかまるからという説などがありますが、明確な理由は不明です。

片側に立つ風習は海外でもあり、アメリカやフランスなど多くの国では大阪と同じ右側に立つといいます。

エスカレーターの追い越しは、突然エスカレーターのブレーキがかかり大事故につながる可能性があったり、転倒したり人にぶつかったりなど危険を伴うため、歩行禁止の呼びかけがおこなわれているそうです。

ウェディングドレスのサイズ

日本人の女性服のサイズは、7号、9号、11号またはS、M、Lの表記になっています。

7号、9号、11号は奇数の号数で表されていて、数字が大きくなるほどサイズも大きくなっていき、7号を選ぶのは痩せている人、9号は標準体型、11号はやや体格のいい人というイメージです。

そうなると女性にとって号数は大きな問題であり、サイズが1つあがると多少ショックを受ける人もいます。

これが結婚式で着用するウェディングドレスとなると、さらに大問題となります。

ウェディングドレスを選びにいくとき彼氏同行というケースが多いため、自分の服のサイズを彼氏に知られてしまう可能性があります。

7号や9号ならいいですが、11号と言われるのを嫌がる人もいるかもしれません。

そこで、結婚式場のウェディングドレスのサイズはある気配りが施されていて、通常であれば11号サイズのものを9号と表示しているそうです。

花嫁のご機嫌が悪ければ結婚式場側とのちょっとしたトラブルなどで予約をキャンセルされることもありそうですが、花嫁が気分よくドレスを選んでくれ、披露宴の食事やお色直しの進行についての打ち合わせの際もご機嫌よくスムーズに商談が進めば、結婚式場にとって大きなメリットとなるのです。

イモリとヤモリの違い

イモリとヤモリは名前が1文字違うだけですし、どちらもトカゲに似ています。

そのため、草むらにいたり窓ガラスに張り付いていたりするのを見て、ヤモリがいる…いや、イモリかな?とこんがらがってしまうことがあります。

名前に漢字をあてはめて覚えてしまえば、両者を混同することはなくなりそうです。

イモリを漢字で書くと井守で、井戸の井がつきます。

池や井戸など水のなかに棲み、全長は10センチメートル程度、体は黒褐色で腹は真っ赤なのが特徴で、アカハラとも呼ばれています。

ヤモリは漢字で家守と書き、体長10~14センチメートル、体は灰色か褐色で、壁や天井、窓ガラスに張り付いていることがあります。

家のなかで見かけるのがヤモリで、害虫を食べてくれるので家を守る家守という名前になりました。

イモリとヤモリは一見似ていますが、動物的にはまったく別の種類です。

イモリはカエルやサンショウウオと同じ両生類の1種で、幼生はカエルのようにオタマジャクシの形で、水中でえら呼吸をし、水中の小動物を食べます。

ヤモリはトカゲやヘビの仲間のハ虫類で、外形はトカゲに似ていますがトカゲと違って夜行性です。

イモリは人に対する攻撃性が低く、ペットとして飼われることもあります。

いずれアヤメかカキツバタ

いずれアヤメかカキツバタと言いますが、この意味はアヤメとカキツバタがよく似ていて区別がつきにくいことから、物事の区別がつきにくいことを言います。

それほど両者は似ているということですが、むかしは実は今のショウブのことをアヤメと呼んでいたそうです。

それほどアヤメとショウブとカキツバタはどれもよく似ているのです。

しかし、アヤメとカキツバタがアヤメ科の植物なのに対しショウブだけがサトイモ科の植物で、似ているのは茎と葉だけです。

5月5日の端午の節句にお風呂に入れるのがショウブです。

ショウブの花は5センチメートルくらいの長さの太い肉穂に黄色の花がたくさんつき、花でショウブを区別することができます。

ハナショウブはアヤメ科なので花でアヤメやカキツバタと区別することは難しいですが、ハナショウブは外花被片に黄色のぶちがあり、カキツバタは外花被片に白い線が1本あるのが特徴で、アヤメは紫色と黄色か白色の網目模様があります。

ハナショウブと比べてアヤメは葉がすこし白っぽくて葉の中央部分の隆起はそれほどありません。

アヤメはハナショウブやカキツバタより乾燥した土地に強いです。

カキツバタも葉にハナショウブほどの隆起はありません。